スタッフブログ
抗ウィルス効果あり
以前、ご紹介した 松井化学様の『バクタックL-ホワイト』ですが、
抗ウィルス性試験(JIS L 1922 )の結果が出ました。
評価は【有効】とのこと。
主成分は、第4級アンモニウム塩ですので、
以前、NITE が発表した有効な界面活性剤のリストにはありましたが、
改めて、抗ウィルス効果が実証されました。
元々【バクタックL-ホワイト】は
防カビ加工剤ですので、近年多いカビのトラブルを予防する効果が
期待できますので、ぜひ、ご活用頂けますようよろしくお願い申し上げます。
【以前のブログ記事】
防カビ・抗菌・防臭・衛生加工剤
今年はカビの被害が非常に多い
年々、増えてますが、特に今年は…。
あの長雨でしたので、仕方がないですね
カビの落とし方についてはココでは書きませんが、
クリーニング屋さんは汚れ落としのプロではありますが
素材やその発生状態によって、水洗い…ドライ…と、
まあまあ大変ですね~(汗)
カビを落として、キレイになった衣類
またカビが発生し難くなる【防カビ加工】
をしてお返ししてみたらいかがでしょうか?
防カビ加工剤については
をオススメします。(松井化学製品)
合わせて抗菌・防臭効果もあります。
抗菌剤の主成分としては、4級アンモニウム塩が主体ですので
各種細菌の繁殖を抑制することで、防カビ・防臭効果が期待できます。
4級アンモニウム塩と言えば…ご存知の方も多いかとは思いますが、
以前、NITE(独立行政法人 製品評価技術基盤機構)が発表した
新型コロナウィルスに有効な界面活性剤としてリストに掲載されております。
防カビ・抗菌・防臭加工剤 バクタックシリーズをお使い頂くことで、
お客様へ安心・安全をご提供できます。
溶剤中の水分が気になります
梅雨時に気になる、溶剤中の水分について考えてみます。
溶剤中の水分が増える原因は?
水溶性前処理剤等の使用はもちろんですが、大気湿度にも影響を受けます。
そして、被洗物(衣類)に含まれる水分(含水量)も、
溶剤中の水分濃度を上昇させる一因となります。
ちなみに、繊維の種類別含水量は以下の通りです(重量比)
【繊維の種類別含水量(湿度80%の空気中で)】
ポリエステル・・・約1%
ナイロン・アセテート・・・約4%
綿・・・約10%
絹・・・約14%
レーヨン・・・約17.5%
ウール・・・約20%
湿度80%のウール10㎏の含水量は 10㎏×20%=2,000cc
と言うことになります。
特に梅雨のこの時期、湿度80%~90%時にウール製品を洗うと
溶剤中の水分濃度が上昇し、適切な抱水能力のあるドライソープを
規定量チャージしないと、水分過多になり可溶化しきれない水分が
分離、乳化した状態になりトラブルを引き起こします。
ドライクリーニングにおいて、水溶性の汚れを落としやすくするためには
水を使用しなければなりません。
ただし、洗うたびに、少しづつ水分量が増えて行くことは避けなければなりません。
特に湿度が高いこの時期には、毎朝、乾燥したタオルケットやバスタオルを
10~15分洗って、水分除去を行うことが重要です。
毎朝の【タオルケット洗い】実践しましょう。
【ワンポイントアドバイス】
回収乾燥機をご使用されている場合ですが…
バケツに溜まった回収溶剤をベースタンクへ戻す際、
少し時間を置いて、水をできるだけ分離させてから
尚且、全部戻さずバケツの底にある少しの溶剤は
スラッジ等の産廃物と一緒に廃棄することで
余計な水分を増やすことがなくなります。
以上、ご参考になれば幸いです。
ゆかたの糊付け
ウェットクリーニングの仕上げ加工剤
弊社でも一番人気の加工剤ですが、
実は…
ゆかたや法被・半纏の糊付けに最適なんです。
コーンスターチや酢酸ビニル系の糊と違い
しなやかな風合いの中に適度なハリがあって、
ちょうどよい風合いで仕上がります。
リニューWの主成分はPVA(ポリビニールアルコール)です。
それに、シリコーンと抗菌剤が配合されてます。
PVA というと、スライムを思い出しますね。
夏休みの自由研究で作ったお子さんも多いでしょう。
スライムはPVAにホウ砂を混ぜて作るんです。
ちょっと横道に逸れてしまいましたが…
水に落とした衣類にハリ、コシを与え、新調感が蘇ります。
是非、一度お試しください。
汗ぬきドライ
梅雨が明けてから、ものすごく暑い日々が続いていますね。
毎年の事ですが、今年は特に湿度が高く、外に出てほんの少し歩いただけでも
滝のような汗が…。^^;
一日履いたスラックスやスカートはもう汗でびっしょりですね。
なので、店頭では【汗ぬきクリーニング】をオススメしているお店は多いと思います。
汗汚れはもちろんウェットクリーニング(特殊水洗い)をした方が効果的です…が、
水に落としたくない素材や
上下セットアップスーツ等の場合には、スラックス(スカート)の方だけを
頻繁にウェットクリーニングする事になりますね。
そうすると、上下で風合いや場合によっては色目も変わってしまいます。
このような場合には、ドライクリーニングでの汗ぬきをご提案しましょう。
通常のドライクリーニングだけでは除去し難い汗や水溶性汚れを
特殊な助剤を添加することで落とし易くすることができます。
※ウェットクリーニング(特殊水洗)と同等の水溶性汚れ除去性能はありません。
本来であればウェットクリーニング(特殊水洗)がベストではありますが、
素材を傷めず、風合いも損なう事なく洗えるのドライクリーニングのメリットに
ドライクリーニングで落とし難い《汗や水溶性汚れ》が落とせる
汗ぬきドライをメニューの一つに加えて頂くことが
現在の日本の気候を考えると必要な事ではないかと思います。
是非、一度お試しください。
蛍光増白剤とは?洗濯洗剤に入っている蛍光増白剤の効果と注意点を紹介
洗濯洗剤に入っている蛍光増白剤とは?
蛍光増白剤とは、洗濯洗剤に入っている成分のひとつです。ここでは、蛍光増白剤の効果と漂白剤の違いについてご説明していきます。
蛍光増白剤の効果
漂白剤との違い
蛍光増白剤の使用がおすすめの服
蛍光増白剤は白いものをより白く見せる効果があります。ワイシャツなどの白い衣類は蛍光増白剤が効きやすく、黄ばんでしまったワイシャツの白さをある程度まで戻すことができるので、古びて見えたものを清潔感のある新品のような仕上がりにできます。
蛍光増白剤を避けるべき衣類
ここからは、蛍光増白剤の使用を避けるべき衣類について消化していきます。
淡い色合いの衣類
黒や紺色の衣類
蛍光増白剤の注意点
蛍光増白剤の注意点には3つあります。
紫外線が必要
蛍光増白剤は紫、外線を吸収することで効果を発揮するので、ある程度日光に当てるか蛍光灯の下におく必要があります。しかし、LEDライトの下で紫外線の量は通常の蛍光灯と比べると約200分の1になってしまうので、外では白く見えたものが黄ばんで見えるケースもあります。
小さな子どもの服には避ける
蛍光増白剤は身体に害があるものではありませんが、肌や口に触れる一部の製品で蛍光増白剤を使用することは禁止されています。そのため、肌の弱い小さな子どもがいる場合、アレルギーなどの心配も出てくるので避けておくと安心です。
直射日光をなるべく避ける
まとめ
簡単にできる!種類別のシミの落とし方と注意点を紹介
シミの種類
水溶性のシミの特徴
油溶性のシミの特徴
不溶性のシミ
種類別のシミの落とし方
上記で紹介した3つのシミの落とし方について紹介していきます。
水溶性のシミの落とし方
油溶性のシミの落とし方
不溶性(泥汚れ)のシミの落とし方
シミ抜きをするときの注意点
最後に、シミ抜きをするときの注意点について紹介していきます。
放置しておかない
汚れをこすらない
汚れがついてしまったときに、ティッシュなどで急いでこすってしまいがちですが、それは避けてください。汚れた部分をこすってしまうと、汚れが伸びてしまうので、叩いて落とすようにしましょう。
シミの中心部からやらない
中心部からではなく周囲からシミを落としていくと、中心部のシミだけが消えて、その周りににじんだシミが残ることを防ぎ、キレイにシミを落とすことができます。
まとめ
意外と知らない?クリーニング後のビニール袋を外すべき3つの理由
クリーニング後のビニール袋を外すべき3つの理由
まずは、ビニール袋に入れておくデメリットについて紹介していきます。
カビの発生原因になる
洋服をクローゼットで保管する場合、ビニール袋がしてあるとあまりよくありません。なぜなら、ビニール袋の下は空いていることが多いですが、ビニール袋には通気性がないので、ビニールの中の空気は循環せず、湿気を溜め込みやすくなります。湿気が溜まっていくと、カビが生えやすい環境になり、カビが発生してしまう恐れがあります。
変色する場合がある
乾燥不足
乾燥が不十分だとクリーニングの際の溶剤が残っていることがまれにあります。乾燥が不十分な状態でビニール袋に入れたままクローゼットにしまい込むと溶剤の匂いがとれなくなってしまい、着用すると皮膚が赤くなってしまうこともあります。ビニール袋が不織布の場合
クリーニング後の正しい保管方法
最後に、クリーニングの正しい保管方法について紹介していきます。
仕上がりをチェックする
陰干しをする
色あせを防ぐためにも、日光や蛍光灯の紫外線が当たらず、湿気の少ない風通しのいい場所で陰干しをしましょう。また、ビニール袋を外したあと、ホコリが気になる方は、不織布のカバーや除湿カバーをかけて、クローゼットなどに保管することをおすすめします。
クリーニング後の収納場所
厚みのあるハンガーで保管する
収納場所の湿気
まとめ
ワイシャツの効果的な洗い方とシワを防止する洗い方を紹介
ワイシャツの効果的な洗い方
それでは、ワイシャツの効果的な洗い方について紹介していきます。
取り扱い絵表示を確認
シャツの汚れやシミを確認
ポケットの中身を確認
洗濯前には、ポケットの中に何か入っていないか確認しましょう。ポケットの中にティッシュやレシートなどが入ったまま洗濯機で洗ってしまうと、水で溶けてバラバラになり、洗濯物についてしまうので取り除くことが大変になってしまいます。
洗濯ネットに裏返して入れる
ワイシャツを洗濯する際は、型崩れしないようにネットを使用しましょう。ワイシャツを裏返してたたみ、ネットに入れることがポイントです。裏返しに折りたたむことで、肌と直接接触するワイシャツの裏側や首回り、袖部分の汚れが落ちやすくなります。
シワを防止するワイシャツの洗い方
ワイシャツの効果的な洗い方を紹介しましたので、次からはシワを防止するワイシャツの洗い方について紹介していきます。