2016年12月
軽減税率対策補助金
平成31年10月1日から、消費税の軽減税率制度が実施されます
これに対して、国の補助金制度があるのはご存知かと思います。
既にご活用されている方も多いと思います。
弊社のお客様に於いても、
『申請が受理され、補助金の交付を受けました。』
という報告が届き始めております。
この補助金制度ですが、
当初、来年(2017年)の3月末までの申請分に適応される予定でしたが、
11月18日に消費増税延期法が成立し、
平成31年10月1日より軽減税率制度を実施する事が決定。
中小企業への支援策である、軽減税率対策補助金も
その申請期間が、平成30年1月31日まで延長されることが決まりました。
POSレジの導入をご検討中のクリーニング店の皆様
是非、ご活用下さい。
詳しくは、下記のページをご確認下さい。
申請方法等については、弊社へお気軽にお問い合わせ下さい。
担当:宮川武士
溶剤管理③~ろ紙と吸着剤の寿命について
溶剤管理について…3回目です。
今日は、11月21日より発売開始となりました
宮商オリジナル吸着剤(活性炭+脱酸・脱水剤)
MICS カーボン5-A & B をご紹介致します。
MICSカーボン5-A & B は
今回の溶剤管理についての第1話にて、ご紹介させて頂きました
MICS フィルターA &B に充填されている吸着剤(活性炭+脱酸・脱水剤)を
5L単位でナイロンメッシュ袋に詰めたものです。
もちろん従来より、同様の商品の販売はしておりました。
しかし、今回、あえて宮商オリジナル商品として発売する事に。
その理由は、ちょうど1年ほど前にモデルチェンジをした
TOSEI 石油系ドライ機 DMI-164 を納品設置した際に
ちょっとしたトラブルがあったからなんです。
設置したドライ機、静電気センサーがなかなか落ち着かない。
ソープを結構入れましたが、それでもダメ…。
TOSEIさんに、『まさか、活性炭は入っていないよね?』と確認すると
470フィルター(活性炭入)2本はもちろん、活性炭が30L しっかりと
装填されていました。
それはそれで、有り難いことですが、活性炭量が多すぎます。
フィルター交換した後、しばらくの間、静電気センサーのアラームが鳴り響きます。
従来の機種だと、470が2本入るフィルターケースしかなく、
吸着剤とろ紙が一体となった、カートリッジフィルターを
使用するしかありませんでした。
このDMI-164から、フィルタータンクだけではなく
カーボン専用タンクが搭載されました。
先程の失敗を踏まえ、逆に使い方によっては溶剤管理がとても楽になるかも!
と思いました。
溶剤管理のためには
『フィルター交換は、できるだけ早目にやりましょう!』
皆様に、お声掛けをしております。
もちろん、皆様も出来る限り、そうしたい、と思っている事でしょう。
しかし、いざ現場では… どうですか?
フィルター購入、そして廃棄。溶剤のロスなどのコスト面。
それよりも、そもそも交換自体の手間。
重い、汚れたフィルターを抜き取る作業はとても面倒。
フィルター圧力はさほど上がっていないので、
あと1日、また今度で…もう少しフィルター圧力が上がってから…。
と、なりがちですよね。
特に繁盛期はあっという間に、次の交換時期になってしまう。
作業自体で大変お疲れの上に、フィルター交換。
嫌ですよね~。
カートリッジフィルター
従来は、吸着剤とろ紙が一体の物がほとんどでしょう。
交換のタイミングはというと…
フィルターの圧力を目安にしている工場が多いと思います。
機械メーカーさんも圧力計を見て交換と取説に書いてありますし…。
しかし、私はこう思います。
衣類からのチリ、ホコリなど、不溶性の汚れは以前よりはかなり少なくなっています。
そして、溶剤の循環量を増やすため、ドライ機のポンプ能力を上げていますので、
フィルターの圧力はかなりの回数、洗ってもさほど上がりません。
それに対して、汚れはどうか?確かに、昔ほどは汚さなくなっているでしょう。
しかし、ドライソープや前処理剤などの性能は向上しています。
ドライで『汗ぬき』をされている場合もあります。
汚れの量は幾分少なくなっているとしても、昔よりはその汚れ自体はよく落ちる様になっているはず。
事実、それjほど、洗浄回数を回していなくても、
溶剤の汚れは、かなり進んでしまうのが現実です。
汚れには、
不溶性の汚れと溶剤に溶け込んでしまう汚れがあります。
それぞれの汚れの除去に、ろ紙と吸着剤(活性炭など)が作用します。
そして、それぞれの汚れの量は比例しません。
要は、ろ紙と吸着剤(活性炭など)のライフ(寿命)は当然、異なります。
そうなると、ろ紙と吸着剤(活性炭など)は別々に使用した方が良いはず。
今回のTOSEI DMI-164 というドライ機はそれが可能になったのです。
しかも、吸着剤の充填量が30Lというのが、ちょうど良いのです。
470フィルター2本に充填されている吸着剤量はおおよそ30Lになるからです。
TOSEI DMI-164 は、以下のような使い方をしてください。
カートリッジフィルターケースには、濾過材(ろ紙)だけのフィルター
カーボンタンクには、吸着剤 MICS カーボン5-A×3袋 、MICSカーボン-B×3袋
これで、溶剤管理がとてもしやすくなります。
このドライ機であれば、
染料の流出などで、溶剤の着色が進んでしまった場合にも
カーボンだけを交換できます。
最近の状況を見ると、
極端に言えば、ろ紙のみのフィルター交換1サイクルの間に、
吸着剤(活性炭など)は2回交換してほしいくらいです。
そうすることで、溶剤管理が徹底できます。
脂肪酸の蓄積で溶剤が着色した場合には、取り除く事が非常に難しくなります。
吸着剤だけの交換ができると、今までに比べると非常に簡単に
かつ、コストも安く交換が可能になります。
溶剤管理の徹底がドライクリーニングのすべてです。
洗いを見直す事で、作業効率のアップ、収益改善、
お客様に喜ばれる品質、納期、サービスのご提供が可能になります。
私達クリーニング店が、クリーニング店である所以はドライクリーニングがあるからです。
ドライクリーニングを今一度見直しましょう!
大変長くなってしまいましたが、
今回も最後までお付き合いいただきありがとうございます。
MICSカーボン5-A & B は
TOSEI だけではなく、もちろん 山本製作所の
ドライ機でもご使用いただけます。
カーボンタンク搭載の、DO130F ,DO160F ,DO220F に、オススメです。
使用方法など、ご不明な点はご遠慮なくお問い合わせください。
E-mail info@cleaning-shizai.com
はクリーニング資材の宮商で絶賛発売中です。
溶剤管理②
今回も引き続き、溶剤管理のお話しです。
本日は、溶剤管理を上手に行うための隠し味的な商品。
昨日書いた、カートリッジフィルターのお話しの中で
脱酸・脱水剤として、アロフェン(膠質土)のご紹介をしましたが
【CL-パウダー】はこのアロフェン(膠質土)を微粉末に加工した商品です。
最近、染色堅牢度が悪い衣類が多く、
色の流出による溶剤の着色も多いですが、
この着色は、活性炭で吸着できますが、
脂肪酸の蓄積によっての着色(茶褐色)は、かなり除去し難くなります。
着色が進むと、結局溶剤を交換しないと無理な状態になりますので、
早め早めの対処が必要になります。
汚れをしっかり落とすために、前処理をしっかりして、品質の良いドライソープを
使うことで、脂肪酸と水分、他の色々な汚れは溶剤に蓄積していきます。
前置きが長くなりましたが、使い方は以下の通りです。
【使い方 その1】
カートリッジフィルターを交換するタイミングで、
ポンプ循環をしながら、ベースタンクへ【CL-パウダー】を
投入して、フィルターに吸着させて、10~30分くらい循環します。
投入量としては、溶剤の状態によって、2袋、3袋と増やしても結構です。
(※ただし、酸価値が異常に高い場合には、いくら入れても0.3以下にはなりません。
酸価値が1以上あるような場合には、溶剤の入れ替えをおすすめします。)
フィルター交換前の一番、状態の悪い溶剤の水分、脂肪酸を
【CL-パウダー】に吸着させて、その後、古いフィルターから
新しいフィルターへ交換します。
そうすることで、新しいフィルターへの負担が幾分軽くなります。
【使い方 その2】
各々、ドライ機の使用状況により異なりますが、
洗浄回数50回毎、100回毎、…と決めて投入します。
ポンプ循環をしながら、ベースタンクへ1袋投入して、
フィルターへ【CL-パウダー】を付着させ、脂肪酸と水分を吸着させます。
この時、必ず、1袋だけにすること。
たくさん入れると、フィルターの圧力が急上昇してしまいます。
以上、使い方をざっくりと書きましたが、
ご不明な点がありましたら、メールやメッセンジャーでも結構ですので
お気軽にご連絡ください。
オンラインショップでも絶賛発売中!
工場に1箱、溶剤管理の常備薬として置いてくださいね。
溶剤管理①
溶剤管理について、商品のご紹介も兼ねて数回に渡り書いていきます。
1回目は…オリジナルカートリッジフィルターです。
弊社では、470サイズ、340サイズの2種類にそれぞれ、
Aタイプ、Bタイプがあります。
違いは、充填されている吸着剤です。
それぞれの特長は以下の通りです。
脱酸・脱水性能の高い、アロフェン(膠質土)をたっぷり含んでいます。
充填されている吸着剤量の40%近くが、脱酸・脱水剤となっております。
(※他社品と比べて4~8倍)
なので、管理項目の中で、一番厄介な、脂肪酸と余剰水分をしっかり吸着してくれます。
もちろん、活性炭も60%強入っておりますので、色と、臭いをしっかり吸着します。
特に、夏から、秋口にかけて、大気湿度の高い時期、
衣類に汗などの水溶性汚れが多く付着する時期
に使って頂くとその効果を発揮します。
また、充填剤の粒を顆粒状にして、その形、大きさを揃えておりますので、
溶剤がカートリッジを通る際、偏り無く、吸着剤全体に接触することになりますので、
吸着剤の性能を無駄なく、しっかり発揮させることが出来ます。
木質系、椰子殻活性炭が主に充填されています。
(脱酸・脱水剤も、Aタイプほどではありませんが、充填されております。)
一般的に、木質系の方が、脱色性能に関しては、立ち上がりが
スピーディーですので、色の流出などのトラブルの際に、
フィルター交換をする場合にはBタイプをオススメしています。
そして、Aタイプの活性炭の不足分を補う役目もしています。
【使用方法】
Aタイプだけでも、Bタイプだけでも使用できますが
通常時は、AタイプとBタイプで併用して使うことで
溶剤管理がとても楽になります。
【製品パンフレット】
ダウンロードして御参照下さい。
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是非、一度その効果をお試し下さい。
全国送料無料です。
(※北海道、沖縄、離島を除く)
CLV21でご提案させて頂いた事。
12月1日から、衣類の取扱表示が変わりました。
今回の改訂では、商業クリーニングのマークが出来ました。
CLV21では、やはりこの話題が多く、特に
Wマーク(ウェットクリーニング)についての
ご提案がほとんどでした。
※Wマークについての解説は、割愛します。
今回のCLV21で、弊社が本当に伝えたかったことは
クリーニング業者にとって最大の武器であり、
利益創出の源である【ドライクリーニング】について
もう一度、しっかりと考えて欲しい、と言うことでした。
Wマークの付いた商品で
MA値が…云々、と言うのならば、
ドライ✕の商品を除いて、
【ドライクリーニング】で処理すれば良いことではないでしょうか?
クリーニングに出た際の衣類の状態を判断して、
ウェットなのか、ドライなのか、その両方が良いのか?
を判断すべきだと思います。
ウェットの方が良い、ドライはイマイチ自信がない。
という風潮が業界に広がっているような気がします。
私達にとって、
この【ドライクリーニング】と言う優れた技術が発明されたからこそ、
需要は減ってはいるとは言え、今日の業界があり
飯を食って行けるわけであり、
衣類の多様化、ファッション文化を下支することができ
アパレル産業の発展にも貢献することが出来ました。
改訂絵表示を見ると、
Wマークと同時にF、Pのマークが付いている衣類がほとんどだと思います。
ここで、今一度
クリーニング業者として、最大の強みである
ドライクリーニング技術を磨き上げる事が大切ではないでしょうか?
ドライの技術を磨く=溶剤管理を徹底する
ということです。
本ブログでは、これから、数回にわたって
溶剤管理について、必須な商品についてご紹介させて頂きます。
ご期待下さい!
CLV21 in Tokyo に出展しました。
12月2日~4日の3日間
東京ビックサイトにて、クリーニング業界最大のイベント
クリーンライフビジョン21が開催されました。
弊社も今回、初めて出展させて頂きました。
当日、ブースへお立ち寄り下さいました皆様、
本当にありがとうございました。
せっかくお立ち寄り頂いたのに、
ご挨拶もできなかった方、
ゆっくりとお話しもできなかった方
大変申し訳ございません。m(__)m
今回
【ハズさない販促実践相談所】として
滋賀県の機材商・廣瀬商事㈱様を中心に、
東京・板橋のクリーニングメリー/㈱C&L様
共同出展させて頂きました。
3日間通して、各種販促セミナーを開催しましたが、
どれも、満員御礼!
また、CLV21限定のぼりも大好評で、
2日目の午前中で完売した商品もありました。
【クリーニング業は楽しい!面白い!儲かる!】が
沢山の方々に伝わったのではないでしょうか。
近い将来、また今回のハズ販メンバーで
何か新しいことをやりたいと思います。
またお騒がせしますが、その際はどうぞ宜しくお願い致します。
CLV21
来年の開催は無くなりましたが、
再来年の東京にまた出展したいと思います。
その際は、またよろしくお願い致します。
皆様、たくさんのご来場とたくさんのお買上げ
本当にありがとうございました。m(__)m